本誌連載『THE CHOICE IS YOURS』連動ブログ。来たる7月31日(日)横浜のGrass Rootsにてサンプリングに焦点を当てた映画『Copyright Criminals』『Secondhand Sureshots』の上映会&トーク・セッションを開催します。
『Copyright Criminals × Secondhand Sureshots』-Screening and Talk –
単に音楽の一制作手法としてのみならず、過去と現在をつなぎ、ストリートの人々の声やメッセージをレコードで混ぜ合わせ、これらを新しい文脈で伝えていくサンプリングという表現手法。サンプリングに焦点をあてた映像作品『Copyright Criminals』『 Secondhand Sureshots』の上映およびトーク・セッションにより、サンプリングの表現手法としての意味や可能性、さらにはラジオやインターネットなどのメディアやフェアユースを含む著作権法制など音楽を支える環境のあり方を見つめ、クリエイティビティの可能性に迫ります。
【 Screening 】
『Copyright Criminals~音楽は誰のもの?』
監督:ベンジャミン・フランツェン、ケンブリュー・マクレオド
出演:クライド・スタッブルフィールド、チャック・D、デ・ラ・ソウル ほか
カラー54 分 2009年 アメリカ
翻訳:玉川千絵子
作品説明:
「他人の作品を自分の作品の一部に使用することが許されるのだろうか。「音」に著作権はあるのか。本作品『コピーライト・クリミナルズ』では、こうした問題をヒップホップ・アーティストのサンプリング音楽を取上げながら検証していく。また、音楽プロデューサーや DJ、音楽や法律の専門家へのインタビューを通じて、サンプリングを取り巻く問題や、法律がヒップホップ音楽の制作過程を変化させてしまったことなどを描き出している」
『Secondhand Sureshots』
制作:dublab
販売:disque corde
出演:デイデラス、ノーバディ、J・ロック、ラス・G
カラー30分 2008年 アメリカ
翻訳:ハシム・バルーチャ
作品説明:
「5ドルでゲットできる5枚の中古レコードから曲を作る――このミッションにLAを代表する4人のビート・メイカー&DJ(デイデラス、ノーバディ、J・ロック、ラス・G)が挑む。音楽への愛情がこもったテーマと、ユーモアにあふれたディテイルをプロデュースしたのは、LAシーンの核であるネット・ラジオdublab!」
【 Talk 】
原雅明、Kensei、Sagaraxx、白石裕一朗
著書"音楽から解き放たれるために"でサウンド・リサイクルという考え方を提示するとともに、dublabによるクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを用いたリミックス・プロジェクト"Into Infinity"を日本で展開するなどしてサウンド・リサイクルによる音楽の進化を試みている原雅明氏。
Coffee & Cigarettes Bandとして、"Into Infinity"に集まったループ・サウンドのリミックスや、さまざまなミュージシャンとのセッションを通じ、音楽の進化やつながりを実践しているKensei氏とSagaraxx氏。
そしてAZZURROとして楽曲制作をするとともに、サウンド&レコーディング・マガジンで最新の音楽制作機材や制作手法、さらにはさまざまな音楽シーンを紹介する白石裕一朗氏の司会により、クリエイティビティの可能性に迫ります。
【 Information 】
日時:7/31(日)15:30~
会場:Grass Roots
横浜市神奈川区鶴屋町2-13-3渡辺ビルB1F
http://stovesyokohama.com/grassroots/
料金:1,500円(1ドリンク)
お問い合わせ:o_some@zoho.com
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IndiePix Films、dublab、disques corde、Grass Roots and Creative Commons Japan