横浜グラスルーツ – YOKOHAMA Grassroots –

電車に乗っている人 歩いている人 自転車に乗っている人 最近イヤホンをしている人が増えたなあと思う。
たぶん、移動しながら音楽を聴いている人口を調査したら、音楽というものが生まれて以来最高値をたたき出すだろう。

そういう意味では、今は音楽が人の生活にとても密接な時代だと言えるかもしれない。
それに比例してＣＤのセールスもうなぎのぼり！といけば問題ないんだけど、
皮肉なもので実際はその真逆、こんなに売れない時代はない、といってもいいほどひどい状況だ。

多くのレコード会社の経営は大分悪化しているという話はよく耳にする。まったくおかしな話である。
原因はいろいろあるのだとおもうが、やはりデータ化されてしまうものすべての定めか、

このネット社会では、わざわざCDショップにでむかなくたって携帯電話さえあれば音楽を入手できてしまうし、
ＣＤ本体がなくても自分のお気に入りジュークボックスを片手で持ち運べ、どこでも楽しめてしまう。

時代が変われば音楽との接し方も変わるし、それに伴ってそのフォーマットも変わっていく。
ＬＰからＣＤへ、
ＣＤから形をもたないただの"データ"へ。

そのこと自体を否定する気は毛頭ないんだけど、LPやCD自体が全くなくなってしまうこともまずないだろうし、
ただ、曲単位のデータだけのやり取りってあんまりに味気なさすぎでしょ！？

昔買ったＣＤを棚から引っ張りだして手に取った瞬間に当時の自分やそれにまつわる思い出がいっぺんにあふれだしたりとか、
誰かに借りっぱなしになっているＣＤが気付かずずっと自分のラックに眠っていてその人の事をふいに思い出したりとか。
ジャケットが大好きで飾ったりね。

創っているアーティスト側としてももちろん、ジャケットも含めアルバムを通し1つの作品として楽しんでほしいと考えているわけだしね。
そんなのも他ではなかなか得られない音楽の楽しみの一つ。データだけだったらそんなこともできないしね。

白盤のCDRに焼いてもらったのをもらっても、大体はパソコンにいれて、
ＣＤＲ自体は無様な姿で数だけ増えて長時間のさばったあげく、年に一度の大掃除の時にあっさり捨てられ形もなにも残らない。
もし白盤CDRだけをすっごい大事にして奇麗に整理整頓して棚一面真っ白に並べている人がいたとしてもそれはそれで味気ないよね。

ダウンロードでもレンタルでもなんでもいいんだけど、もし気に入った曲がみつかったら、そのアーティストについて調べてみて、
その曲が入っているアルバムをぜひ買ってみてほしい。
その行為は自分のお気に入りのアーティストを応援する事になるし。(アーティストも食っていかなければならない!!）

このTシャツはBUY CDS!　文字どおりCDを買え！というメッセージを込めたTシャツですが、
ＣＤという言葉を選んだのは今多くの人に一番身近な音楽を聴く形あるフォーマットというだけで、特にＣＤにこだわっているわけではありません。