Natural wine初めましたよ
●750ml/イタリア・カンパーニャ産/赤・微発泡
▽葡萄品種:アリアーニコ100%
2017年、猛暑の年で、葡萄自体は凝縮したものが収穫できたのですが、野生酵母の状態が例年と異なるのか、発酵がいつも通りに進まず、彼には受け入れがたいレベルの揮発酸が全てのワインで生成されてしまいます。
お酢屋さんに売ってしまおうかと考えていたそうですが、「違う名前、違う価格帯でリリースさせたら?」という太田さんの提案で瓶詰めすることに。
その後、瓶内で2次発酵が起こり、アルコール度数も高くなって揮発酸ともバランスがとれ、個性的かつ美しく仕上りました。
結局、全量をヴィナイオータさんで引き受けることにしたそうで、タウラージ最上の産地のアリアーニコがあり得ない価格で飲めてしまいます。
ワイン名、オルフェオはギリシャ神話のオルフェウスのこと。アルコール度数16度弱、凝縮した果実味がありつつ、泡がシュワッとはじけて爽やか。
泡が口中から消えると、酸とタンニンがぐっと押し寄せ、さすがの力強さ。ランブルスコをエネルギッシュにしたような、個性的かつ美味しいワインです。
とにかく葡萄のエネルギー感がすごい!
●自然派ワインを代表する生産者「ティエリ・ピュズラ」がヴァンクールとの交友関係の証として長年生産してきたヴァンクール限定ワイン。現在はティエリが見込んだ後継者ボノール氏に引き継がれています。生産者が代わってもその素晴らしいクオリティは健在。
2019年はシュナンブラン50%、ムニュピノ50%となり、はじめてソーヴィニヨンブラン以外で仕込むことでよりストラクチャーのあるワインを目指しました。
透明感のあるエキスがとてもフルーティー。アルコールのボリュームを和らげるほんのりとした甘さがあり、エキスに溶け込んだミネラルはスパイシーながらもチョーキーなフィネスがあり、トゥーレーヌのシュナンの特徴が良く出ています。